元銀座OLざぎんちゃんの読書ブログ

30代フルタイムのワーママが読書等をつぶやくお

読書メモ『We Begin at the End』

 

小説「われら闇より天を見る」のランキングが高いのをみて、せっかく読むなら原書を、と思い、チャレンジしました。

原作は『We Begin at the End』。

 

物語は少年が、誤って付き合ってるガールフレンドの妹を轢き殺してしまうところからはじまります。逃げてしまったため刑が重くなった少年。刑務所送りになります。

それから30年後、警察官のウォーカーは、親友である元少年が出所するのを心待ちにしながら日々過ごしています、

一方で、物語の主人公・13歳の少女ダッチェスは、被害者の姉であり事件を未だに引きずり、荒れている母親と、幼い弟の面倒を、たった一人で見ていた。。。

といったところなのですが。

 

いかんせん、この主人公のダッチェスが救われなくて。

もう、絶望的な展開ばかりなんです!!

 

私の読解力・英語力がないせいで、作者のメッセージを上手く汲み取れていない可能性は多いにありますが、、

それにしても、主人公(しかも思春期の少女!)にとって辛いハプニングばかり起こるので、どうしてここまで主人公を痛め続けるのだろう?作者は何を意図してるのだろう?と疑問で、読み続けるのが辛かったです。

 

それで、気になって、作者の経歴やインタビューを拝見したところ、もともと、作者のクリス・ウィタカーさんは、PTSDに苦しんでいたため、セラピーの一環として執筆活動をはじめられた、ということを知りました。

それがやけに私には腑に落ちました。

セラピーの延長として執筆されてるのかな、と。

 

世界的に人気な小説のようなので、一読しておく価値はあるかもしれません。

ですが、現時点では、読み返す気力のおきない作品でした。

オススメ度★★☆☆☆