元銀座OLざぎんちゃんの読書ブログ

30代フルタイムのワーママが読書等をつぶやくお

読書メモ★★★★☆『OUT』

ちょっと放置のつもりが2ヶ月もブログ書いてなかった。

もう年の瀬ですよ。

 

プライベート(というか子どもの持病)のことであたふたしていたのですが、

時が過ぎるのは一瞬ですね。

 

その間、本は1冊しか読めてない。。

 

ねえ、世のワーママの皆さん、どうやって読書時間確保してるの?!

やっぱ寝る前のKindle生活はじめようかな。

 

 

 

で、前置きが長くなりましたが、すっかり桐野夏生先生にハマっております。

今回は

『OUT』。

 

深夜の弁当工場で働く主婦4人の中うち、1人がひょんとしたことで旦那さんを殺してしまい…

 

という、ストーリー。

 

もう…前半…読むのが苦しいのなんの。

働いてる主婦達は、生きるのに必死なの。

子ども等家族を養っていかなきゃならない。でもそんなに簡単に稼げる仕事はない。もっとお金が欲しい。でも現実はそんな簡単に稼げて楽な仕事ってない。。

 

と、ね、もう現実の自分とどの登場人物も重なりすぎて、読み続けるのが苦しかった。

 

が。

 

その中のとある主婦が夫を殺してしまう。

 

そこで証拠隠滅しようとする他の主婦メンバー達。

 

ここから突破したかのようにストーリーも展開していって、読んでてスカッとするの。

 

まぁ最後のエンディングは賛否両論ありそうだけど、

日常生活・現実に縛られて息ができないワーママ達の息抜きには良いと思われ。

 

そしてワーパパ達も、これを読んでみて。

隣にいる奥様にあなたはどう思われてるかな。。?

 

 

読書メモ★★★★★『グロテスク』

大好きな肉乃小路ニクヨさんがオススメされていて、今更ながら読んだ、桐野夏生さんの『グロテスク』。

 

超お嬢様学校のQ学園出身者たちのお話。メインの登場人物には、東電OL殺人事件の被害者をモデルにしていると思われる人物もでてきます。

 

まずね。

・女子校出身者

・総合職として働いたことがある人(特に男性社員が多い会社で)

・マウントとりあうような世界を垣間見たことがある人

は是非、読んでほしい。

 

と、いうのも、私は上記全てに当てはまるのですが、今回「グロテスク」を読んで、今まで自分の中に潜んでいた負の感情が全てにこの小説で言語化されていたのです!

あぁ!こういう気持ちを自分も抱えていたのね、と!!

というか私の中に秘められていた、ほんとわずかな悪意、嫉妬、劣等感、苛立ちといった、ささやかな負の感情を

さらに煮詰めて煮詰めて凝縮したものがこの小説にはたくさん散りばめられていました!

 

ハッピーエンドではない(多分、これも解釈によるかも?)し、終始女の怨念が渦巻いているような話なのだけど、オススメです。

 

そして何より作者の桐野さんの圧倒的な筆力。桐野夏生ワールド、今更ながら?ハマりそう!

 

 

 

 

読書メモ★★★☆☆『運動脳』

今話題沸騰の(?もしかして今更感満載?ママあるあるということでお許しを😅)『運動脳』、読みました!

 

皆さんご存知、「スマホ脳」の著者、アンデシュ・ハンセンさん作の本。

スマホ脳」は当然ながら読んで、まぁまぁ勉強になったので、こちらの「運動脳」も読んでみました。

 

ま、そりゃそうだよね…という感想。

前作の「スマホ脳」を読んでる人は大体イメージがつくかと思うけど、スマホやパソコン等さまざまな機器を生み出してても、人間の脳ってそんなにはやく適応しないんですよ。

つまり、スマホをずっとするよりも、よく寝て、よく食べ、よく運動してる方がストレス減って心身共に健康になるよ、と。

 

Amazonでは高評価なコメントばかりだったけど、個人的には耳読でも良いかなー。

 

ただ運動するモチベは爆上がりするので、運動したい人、している人にはおすすめかも!

 

 

映画メモ03『フォーエバー・パージ』★★★☆☆

大好きなパージシリーズの最新作!

 

アメリカ政府が、深刻化する移民問題や犯罪増加問題の対策として、1年に12時間だけ殺人を含む全ての犯罪を合法化する「パージ」制度を導入したら…というホラー系SF?!シリーズ。

大ヒットして、映画は5本、ドラマは2シーズン出てます。

 

(話のあらすじ↓)

しかしパージに乗じて人種差別主義の過激派組織が暴走を始め、終わりのない「無限パージ」へと突入してしまう。メキシコ政府は無法地帯と化したアメリカを援助するため、6時間だけ国境を解放すると宣言。メキシコ移民の夫婦アデラとホアンは雇用主一家と共に国境を目指すが、道中で過激派の一団に遭遇してしまう。

 

まぁね、一言いうなら…

いや、もうパージではなくなってない?!!内乱じゃん!!

 

ただ、言いたいこと・皮肉はわかる。

アメリカ議事堂乱入事件の発生や度重なる発砲事件等により分断が激化しているアメリカ。そしてその背景にある貧困問題。

アメリカ国内で内乱がおきて、アメリカ人の移民が大量に発生したら?

 

ただそれってパージではないのよね、もう。。

 

ただ脳をからっぽにして見れるので

スカッとします。

今回は特に、悪いヤツは死ぬ!良いヤツは生き残る!という内容だったので心配せずにみれました笑

もともとの監督だったジェームズデモナコが脚本・共同政策ではあるものの、監督が変わってたりもするので、そういう影響もあるのかもしれません。

 

作業しながら流しでみて、楽しめます。

 

フォーエバー・パージ (字幕版)

読書メモ07『殺戮にいたる病』★★★★★

仕事しながら、

家事もやって育児も(ほとんど自分が)やって、

自分の時間もあまりなく、

飲み歩いたりもできず、

友達にもなかなか会えず、

なんか、ムショーーーにイライラする時ありません?!!

私だけ?

 

そういう時に、オススメです!

『殺戮にいたる病』

否、ほんとはね、読んでると、描写がグロくて、気持ち悪くなる時があります。

でもね、気持ち悪くなりながら読み進めていくと(どんだけ)、最後に驚きの結末が待ってるんです!!!

 

基本的にはエログロ。

最後はどんでん返し!!

 

かなり入り込めるのでストレス発散になるよ。

エログロ大丈夫な方はぜひ!!

 

 

映画メモ02『Tenet』★★★★☆

TENET テネット [Blu-ray]

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  • ジョン・デイビッド・ワシントン
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これね…今更ですが、鑑賞しました、『Tenet』。

 

結論からいうと、好き嫌いが分かれると思います。いわゆるSF系の作品だしね。

 

私は、クリストファーノーラン監督は割と観てる方だと思う。

インセプション』『インターステラー』『バットマン3部作』『メメント』など

代表作と言われる映画は(理解してるかは別…笑)きたのもあってか、

『Tenet』は、

 

はいはいノーランちゃんこの感じね、了解

 

といった気分で観れました(何様?)

 

要は、

これまで扱ってきた時間の概念に、

バットマン的な音楽とバトルシーンを上手く組み合わせた映画かな、と。

個人的には、『インセプション』よりは分かりやすいかな。

でも、ラストシーンは観る人によって見解が異なるようで、鑑賞後に見解の違いを話しあうのは楽しいかもしれない!

 

読書メモ06『夜に星を放つ』★★★☆☆

直木賞受賞作!

『夜に星を放つ』

今更ながら読んでみました(ほんと今更)!

 

結婚を経験したことがある人の立場にたった話が多いので感情移入しやすい!

子どもがいてなかなか別れられない…別れたいような一緒にいたいような感情の狭間で揺れる…という登場人物がいるのですが、世のワーママ達は、なんとなく親近感を感じるのではないでしょうか、ええ。笑

 

短編集でさらっと気軽に読めるし、本を薄めなので、持ち歩いてサクサク読めます。

秋の夜長にもオススメです🍁